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どうして「Mozilla」はバリエーションが多いのか?

 

もし普通に考えるとしたら、「Firefoxが32bit版のみしか正式リリースされていないから」になるでしょう。

しかし、普通にネットブラウジングする上では、64bitと32bitの差は体感するほど違うケースは非常に少ないです。それは次章で詳しく説明するとして、本当の理由は「豊富なプラグインを使いたい」もしくは「既に評価されたされたものを安全に使いたい」になるでしょう。

アドオンは、拡張子が「.xpi」であるものの中身を見たことがある人なら判りますが、「マニュフェスト」の中に利用できるバージョンや条件が細かく設定されています。もし「定評のあるアドオン」が存在したら、容易にバージョンは変更出来ません。また、前章で「ソースコードを公開する」ことがMozillaの原則としていることから、1がからWebブラウザーの設計するのではなく、「最も安定している」Firefoxのソースコードからビルドしたほうが、遥かにデバッグ数が減るだけでなく、設計期間の短縮に繋がるのは当たり前の事です。

しかし、いくらソースコードが上がっていても、単に強みになりそうな機能や性能向上を付け足すだけであれば、ブラウザーの多様性とはおよそかけ離れたものになってしまいます。ユーザーがWebブラウザーを選択する機会があるとしたら、大差がないブラウザーを並べられても「どれが良いのか判らない」になってしまい、結局は本家のFirefoxでいいか…になってしまい、開発を行う事自体の意味が無くなります。

確かに、バリエーションが少なければ「本家」のFirefoxに回帰するので、一時的にはFirefoxのシェアの上昇になりますが、新たな視点が見いだせなければ、今度はユーザーが逃げる結果に繋がります。それでは本末転倒になってしまうので、様々な他のWebブラウザーベンダーで付加された優れた性能を、Firefox自身が取り入れることが可能になるという構図が出来上がります。それこそ、ソースコードが公開されているのが「条件」ですから、自社製品に組み込む負担が大幅に減ります。

ある意味、競争力を自分自身で生み出したという、コロンブスの卵のような発想です。

折角ですので「Mozilla Foundation」であるWebブラウザーを紹介します(α版・β版を除く)。

 

【Mozilla Foundation】

Firefox 言うまでもなく「本家」。Ver.27.0.1(2014.02.27現在)

Waterfox 最近バージョンアップが滞っていたが、急に上がった。非常に安定。Ver26.0(2014.02.27現在)

Cyberfox 更新スパンが極端に早く、日本語パックも直ぐに反映の手厚さ。Ver.27.0.1(2014.02.27現在)

Pale Moon この上なく鉄板なブラウザー。安全性と信頼性で選ぶならこれ。Ver.24.3.2(2014.02.27現在)

SeaMonkey Mozilla Fondation内では、最も手広いプロジェクトの展開中。Ver. 2.19(2014.02.27現在)

 

さて、よ~くバージョンを見ると、(SeaMonkeyを除き)異様に大きなバージョンになっています。しかも、Firefoxのバージョンと同じかもしくはそれ以下になっています。その理由は、「Mozilla Foundation」はソースを公開しているから、自ずから非常に近い数字になるのです。逆をたどれば、Firefoxのどのバージョンからビルドしたのかが判るようになっています。

例えば、現在のWaterfoxはFirefoxのVer.26.xから派生したと見当がつきます。Pale Moonも同じようにVer.24.xからの派生ということになります。何故、ここまで律儀にバージョンを合わせていく必要があるのでしょうか?と、一応疑問符を付けてみましたが、実は…答えは結構カンタンなのです。

「Firefoxのそのバージョンで動くアドオンが使用出来る」

ということなのです。ただ「アドオン」とだけ言うと、特にこだわってないなぁという方もいるでしょうが、実は日本語パックもアドオンの1つなのです。検索エンジンで探れば、「日本語化」とズラズラ並びますが、専用の日本語パックが用意されているものを除いて、実はバージョンが同じFirefoxの日本語パックが使えてしまう、ということなのです。

とは言っても、恐らく「過去の日本語パックなんてどうやって探すの?」という方もいるでしょうが、Mozilla Foundationとして、いつのどのバージョンのものが必要か?というのがサーバーから探れてしまうのです。探り方は、至ってカンタン。自動的に言語パックを探ってくれるアドオンが存在するのです(サーバーから手作業で、という人にはそのアドオンは必要ありませんが…)。

Language Pack Install Helper

たったこれ1つで、Mozilla Foundationのサーバー内の該当する言語パックを探して、インストールしてくれるのです!

但し、場合によっては「インストールはされたのに日本語化してくれない?」ということもありますので、それは次章から突っ込んで説明をします。…実は、先行でうちのブログ「あたしのキ・モ・チ」内で紹介しちゃってるのですが、ちゃんと説明が理解出来ていないでこの作業を行うと、最悪の場合はWebブラウザーが起動しなくなってしまいます(それでもShiftキーを押しながら起動で、アドオンを全て無効にして起動するが…)ので、自信のない方は、次章まで待ってくださいませ。

もし、ブログ「あたしのキ・モ・チ」からこちらへ飛んできた方は、ちょっと聞き慣れない言葉が並んでいるかもしれませんが、こちらのページでは、実際にMozillaサーバーから日本語パックを「手動」で探し出して、「手動」で設定しています。

あくまでもブログだったので、記事の長さの都合上で説明を簡略化させていましたが、こちらでは「ちゃんとした説明のあるWebページ」にしますので、少々お待ちください。「急いでは事を仕損じる」だけは是非にもお忘れなく。

 

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