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実は「Mozilla」の名称を使うのはとても難しいのです。

 

最低限で「Mozilla」と言える条件は、この2つです。

・プログラムのソースコードは必ず公開する

・同じビルド(バージョン)間では、最低限ブラウジング方法に完全互換を持たせる

です。まだ細かいことは色々とあるのですが、この2つを守っている限りは「Mozilla」を称する事が出来ます。もし、複数のエンジン(InternetExplorerの「Trident」や、Safariの「Webkit」など)と、組み合わせたらMozillaとしてソースコードを公開することは出来ません。何故なら、他の技術が組み込まれ、場合によっては特許問題が絡みます。

この場合は、Mozillaの名前は使えませんので、便宜上「Gecko」エンジンと読み替えます。その例として、「Lunascape」、「Avant Browser」、「QtWeb Internet Browser」などがありますが、このようなエンジンを複数持っている場合が挙げられます。

【「Mozilla」ではない例】

Lunascape:日本製/Trident・Gecko・Webkitのトリプルエンジンが売り。

Avant Browser:中国製/Lunascascapeと同じトリプルエンジン。この上なく強靭。

QtWeb Internet Browser:USA製/エンジン数が最も多い(マイナーを除いて5つ)。

 

では、何故そんなに厳しい条件にも関わらずに「Mozilla」を称するのかと言えば、Mozillaは「ファミリーネーム」として扱われ、そのファミリーに入っているブラウザーは、無償どころか開発支援まで受けることが可能。しかも「同じビルドであれば、大量のアドオン(プラグイン)」が利用出来るなどという、破格の待遇があるからなのです。これを「Mozilla Foundation」と呼びます。

クセや好みはあるにせよ、前項で言ったとおり「現行で動いているWebブラウザーの大御所」であるのは確かなので、ブランドとしての「Mozilla」はミシュランで星を貰ったのと同じ位の価値があります(一部の性能ではTridentの方が有利なのですが…)。

なお、事実上「Gecko」で動作している間は、Firefoxのアドオンが使えると解釈が出来るのですが、上述の理由で使えないアドオンも結構多いので、さすがに万能とは言えません。また、仮にアドオンが使えたとしても、エンジン(正しくはレンダリングエンジン)を変えた途端に機能が停止したり、ブラウザーがフリーズしてしまったり、最悪の場合はシステム動作にまで問題が干渉してしまいます。その点では、どうしても用途に応じてWEBブラウザーを使い分けるのが賢いのでは?となるのですが、如何でしょうか?

 

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