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MozillaWebブラウザーは基本的には同居が出来ない。ならば、住み分けを考えよう。

 

残念なことに、「Mozillaは基本的には複数インストールすることが出来ない」のです。複数のブラウザーが同時に立ちあげられない程度ならばまだ良いのですが、PaleMoon以外はプログラムをそれぞれ別のフォルダに入れても「一番最後にインストールされたMozillaブラウザーに置き換わってしまう」のです(但し、Waterfoxはある程度の条件が整えば同居が可能)。

便利?不便?かどうかもありますが、基本的には設定やアドオンを継承するためには、同居出来ないほうが良い場合があります。例えば、モバイルPCの場合は、どうしてもそんなに大容量のHDDは搭載出来ません。もし500GB以上のHDDの容量があれば、検討の余地はありますが…いずれにしても普段使わないアドオンがHDD上に無駄に占拠していても困ったものですから、敢えて複数起動を容易に出来なくしてしまった、という訳です。

ただ、Firefoxを常用にしている方の場合は、他のMozillaブラウザーをインストールすることで、慣れた環境に戻せなくて困ってしまう事も多いのです。折角、頑張って環境設定を行ったり、色々なアドオンを貯めていた方にとってはかなりのショックになることでしょう。

そこでMozillaブラウザーは、ある程度システムの仕組みが判る方のために、ツールを用意してあります。通常はそのツールが起動することはありませんが、Firefoxをインストールした方でしたら「そのツール」も一緒にインストールされていますので、システムを覚えた人であればその先のステップアップが可能になっている環境は揃っています。

そのツールとは「Choose User Profile(以下CUP)」というもので、各ブラウザーのアドオンなどの情報を載せたプロファイルを、そのブラウザーに応じて「適切に」選択することが出来るようにするツールです。確かに便利は便利なのですが、どうしても「HDDのどこにプロファイルやアドオンが収納されているか?」が判らなければ、システムを巻き添えにするような大惨事が発生してしまうのです。

幸い、前項までの間に「日本語化アドオンの場所はどこか?」で説明はしてあるので、おさらいのような感じで見て頂ければ判りやすいでしょう。

先ず、この技を使うには、自動インストーラー(exeファイル)ではなく、単体(zipファイル)を入手することが大前提となります(但し、PaleMoonはexeで入手したほうが早い)。

そして次は「Firefoxの32bit版」がインストールされているかを確かめます。もしインストールされていなければ、実行ファイル(exe)形式でFirefoxをインストールして下さい。この手順を踏まないとCUPが立ち上がりません。要は、Firefox本家がMozilla Foundationのプロファイルを受け容れるための準備を行うと考えて下さい。

その後は、目的のブラウザーのzipファイルを、Program Files(64bit版OSの場合は、ブラウザーが64bitであれば「Program Files」、32bit版の場合は「Program Files (x86)」)に適当なフォルダーを作ってその中で解凍・展開して下さい(慣れた方でしたら、自分で適切なフォルダーを作っても構いません)。

解凍したら、どうしても実行ファイル(exe)を起動したくなっちゃいますが、間違ってもまだ実行しないで下さい。「専用のプロファイルを作る必要がある」からです。直接起動すると、Firefoxのプロファイルが上書きされてしまいます

そこで、ちょっと細工をします。先ずは、ショートカットを作成して、中身の記述を少し変更します。

【例】「Waterfox」を「Program Files」に置いた場合は、ショートカットのプロパティを

"C:\Program Files\Waterfox\waterfox.exe

"C:\Program Files\Waterfox\waterfox.exe" -p waterfox -no-remote

のように書き換えます。なお「-p」をつけることでCUPで認識され、その後の「waterfox」は極論を言えば、これが何かが判れば何でも構いません。但し、同名で被らないようにご注意下さい(何を実行したいのかが判らなくなってしまいます。もし、複数バージョンをインストールしたい場合は、「waterfox-24.0」とかにしておくと後が非常に楽です。そして、標準で使うブラウザーでなければ「-no-remote」を付けて勝手に起動することを抑止します(要はリモートをしないと明言する)。理由が判ればそれほど面倒なことではないでしょう。

そして、そのショートカットを適当な場所(フォルダを別に作って集めておくのもOKですし、タスクバーに放り込むでもOKです)に置いて起動すると、

このような画面が出てきます。最初は何も表示されない、もしくは「Firefox」か「Default User」のどちらか程度しか表示されません(なお、詰め込むとこうゆうことも可能…という例)。

今回は、新規にwaterfoxをインストールしたのでCreate Profile」でプロファイルを作成します。とは言ってもさほど難しい作業はありません。ユーザーが行うのは「名前をつけること」と「フォルダを分けて住み分けをする」位なものです。多少失敗してもそう簡単には構成は崩れませんし、先ほどショートカットに細工をした時点で、分離作業の第1歩は完成しています。ここは特に深く考えず、淡々と進めていきましょう。

次に何やら英語がずら~っと並んだウインドウが開きますが、

プロファイルを作成するのであれば、特に気にしないでも構いません。迷わず「Next」で先に進みます。

いよいよこれで、最終項目です。この画面でプロファイル名を決めて、入れるフォルダーを新規作成します(Waterfoxの場合はフォルダはデフォルトでも良いのですが、CyberfoxやFirefox-64bit版(Nightly)の場合は別フォルダにしないと元のプロファイルが上書きされて失敗します)。

この「Default User」を「Waterfox」とでも名前を変えて下さい。そして「Choose Folder…」で新規フォルダをなるべく直下に置いて下さい(別の場所でも良いのですが、大抵は後で収集がつかなくなります)。

ここまで終わったら、最後に「Finish」でWebブラウザーの住み分けが完了しました。

これでショートカットから起動出来れば、追加したWebブラウザーの動作は成功です。

 

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