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Choose User Profile(CUP)は、そのままでは思ったようにいかない事もある。

 

前章では、Choose User Profile(CUP)を使って、mozillaブラウザーの住み分けを説明しました。

この原理を使えば、確かにバージョンごとに住み分けを行ったり、何種類ものMozillaブラウサーをインストールすることが可能です。原理的には、100個までMozillaブラウザーのインストールが可能ですが、さすがにここまでの数を保持するのは、あまり正気の沙汰とは考えられません。

もっとも、100個とまではいかなくても、バージョンごとに並べたいとか、一番多く使うものを1番上にしておきたいなど、願望は様々でしょう。ところが、残念ながらCUPのみでは並び替えは出来ません。では、何でもインストールした順番にしか並べられないのか?と言ったら、実はちゃんと順番を書き換える為の方法は用意されています。

もちろん、滅多に使うものではないので、ある程度CUPに慣れてから、と条件をつけた上で順番や環境を一気に書き換えてしまう方法を説明します。間違えてしまったら、全てのMozillaブラウザーが立ち上がらなくなってしまう可能性もありますので、ある程度の覚悟はしておいて下さい。

先ず、これらを試している人は、通常版のFirefoxをインストールしているでしょうから(インストールしていない場合は、探すのが非常に厄介なことになってしまう)、Firefoxの環境設定に同梱されているプロファイルをテキストエディタで書き換えてしまう(メモ帳でも構いません)のです。一定の法則は決まっていますので、それに従って手作業で書き換えて行きます。

通常は、C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox(Windows7以降の場合。VISTAの場合は「usersフォルダ」ではなく、直接ユーザー名で入っていますが、それ以降のパスは全く同じです)の中に、profiles.iniというファイルがありますが、実はこの中に、「CUPで表示される順番」、「設定された環境のパス」が全て記述されています。つまり、これを手作業で書き換えてしまえば良いのです。万が一、プロファイルのあるフォルダがCUPで見つからなくなった時も、この手段は非常に有効です。

では、早速記述を見て行きましょう。

1~2行目は、

 [General]
StartWithLastProfile=1

となっています。これは意味が判らない場合は書き換えないで下さい。そして、書き換えるのはそれ以降です。例えば、

[Profile0]
Name=Waterfox
IsRelative=0
Path=C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Mozilla\Waterfox

[Profile1]
Name=Nightly-27.0a
IsRelative=0
Path=C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Mozilla\Nightly\27.0a

[Profile2]
Name=Nightly-28.0a
IsRelative=0
Path=C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Mozilla\Nightly\28.0a

……

といった具合に、Profileの0番~最終までずら~っと並んでいます。10個を超えている人はさぞや壮観な眺めになることでしょう。最大で99番まで設定は可能ですが…そんなに大量にブラウザーをインストールする理由は、そうそうあり得ないでしょう。

実は、この番号がCUPで並ぶ順番そのもので、更に、「Path=C\……」は、プロファイルのフルのパス名そのものなのです。

つまり、もしCUPで並ぶ順番を変えたければ、コピー&ペーストを繰り返して、プロファイルの順番を0~最終まで番号を振り直せば良いのです。

また、プロファイルの設置するフォルダを変えるのであれば、このフルパス名をちゃんとそのフォルダまで導けば完了してしまいます。

実は、今までの一見面倒くさそうな操作が、テキストエディタで書き換えるだけの知識があるのならば、ほんのこれだけで終わってしまいます。

ショートカットのプロパティに「-p」の記述があれば、CUPが表示されますし、CUPは、単にprofiles.iniを読みに行ってるだけのことです。それこそ、CUPで「Rename」を選択して、表示名を変えれば、profiles.ini「Name=……」を書き換えているだけのことなのです。

これだけで、CUPの使い勝手が変わるどころか、CUPで出来ない操作さえも可能になってしまうのです。

但し、番号の振り方とフルパス名を間違えてしまったら、最悪の場合はMozillaブラウザが全て動作しなくなってしまうこともあり得ますので、いくら原理は単純でも、打ち込む際は慎重にお願いします。これで動かなくなったと言われても私もどう責任をとればいいのやら?どころか、書き換えた本人の自己責任の範囲なので、あらかじめご了承下さい。


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